アビメって、いったいどこをみればいいんだろう?
アビメ見ても意味ないから、点数だけみようっと!
このように思うことはないですか?
私もTOEICを始めたばかりのころは、
「アビメってどうやって見たらいいか分からないし、分析したところで次の試験には関係ないし、、」と思っていました。
しかし、TOEICのアビメを分析することで、次に何をやればいいかがはっきりしてきます。
私もアビメ分析を行い、自分の苦手部分は何かを把握し、効率的に復習を行いました。
その結果、TOEICが760→850(2021.9.12取得)まで点数を伸ばすことが出来ました。
じゃあ、今回はアビメの分析方法
を解説するね!
今回の記事は
以下の方を対象としています。
・TOEICのアビメの分析方法を知りたい方
・アビメは点数を確認するだけの方
・TOEICの勉強を効率的に行い方
・TOEICのアビメの分析方法が分かる
・TOEICの効率的な勉強方法が分かる
では早速みていきましょう!
アビメとは?
アビメとはAbilities Measured(アビリティズメジャード)の略で、
下の図のようなTOEICの結果表のことを指します。
引用:TOEIC公式 HP
多くの方は、この結果表の上にある点数の確認はすると思います。
ですが、結果表の下にあるリスニングとリーディングの各5項目を分析することはあまりないのではないでしょうか?
そもそもどうゆう風に見たらいいか分からないんだよね。
初心者の方でも分かるように丁寧に解説してくね!
アビメを見るところは3つ
アビメがかえってきたら、
この三か所を確認しましょう!
https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/guide04.html
この①~③の部分をみることが重要になってきます。
特に、②、③は今後の対策を考えるうえで
非常に重要になってくるので丁寧に確認しましょう!
それぞれの部分を、私の実際の結果(600点と850点)を用いて解説していきます。
①Percentile Rank(パーセンタイルランク)
ここは、自分の獲得したスコア以下の人が
どれくらいいるかを確認できます。
TOEIC600点の場合
600点の場合、
リスニングが320点でパーセンタイルランクが34%です。
つまり、リスニングの点数が320点以下の人が34%いることになります。
つまり、320点以上の人が66%いるってことだね!
また、リーディングの場合、スコアが280点でパーセンタイルランクが43%です。
こちらは、リーディングのスコアが280点以下の方が43%いることになります。
280点以上の人が57%しかいないんだね。。
ここで、何かに気づきませんか?
そう、点数が低いリーディングの パーセンタイルランクはリスニングより高いことが分かると思います。
つまり、リーディングはリスニングよりも難しいということなんだ!
したがって、今後TOEICを600点を目指す場合、リスニングとリーディングを300点ずつ取るのは難しいです。
その代わり、リスニング320~350, リーディング250~280であれば、より難易度を下げてTOEIC600点を達成することが出来るということです。
TOEIC850点の場合
次にTOEIC850点の場合を見ていきましょう。
リスニングは440点で パーセンタイルランク79%で、リーディングは410点で パーセンタイルランク86%です。
こちらもTOEIC600と同様にリーディングの方が難しいことが分かるね!
僕が、今後TOEIC900を目指すならリスニング470点、リーディング430点辺りが目安かな~。
このようにパーセンタイルランクは単に点数を見るだけでなく、試験の難易度や目標点数の具体化が可能です。
以上をまとめると以下の通りになります。
パーセンタイルランクは自身の正解率だけでなく、順位や試験の難易度が分かる。
難易度はリーディング>リスニング
Abilities measured(項目別正答率)
次に、Abilities measuredという各項目別の正答率を表したデータについて説明していきます。
ここを分析することで、自身の苦手を把握することが出来ます。
効率的に勉強するには、ここの分析が重要なので、頑張ってやっていこう!
②リスニング編
次は、各正答率を見ながらどのpartを対策していけばいいか考えましょう。
はじめに、各項目に対応したpartと具体的な問題を下の図にまとめましたので、是非チェックしてみてください。
求められるスキル | 対応part | 例題 | |
L1 | 短い会話、アナウンス、ナレーション などの中で明確に述べられている情報をもとに 要点、目的、基本的な文脈を推測できる | 1,2 | What time is it?→I don’t have a watch のように間接的に答える問題 |
L2 | 長めの会話、アナウンス、ナレーション などの中で明確に述べられている情報をもとに 要点、目的、基本的な文脈を推測できる | 3,4 | What does the man want to do next? のような抽象的な問題 |
L3 | 短い会話、アナウンス、ナレーション などにおいて詳細が理解できる | 1,2 | Where is the meeting held? のような具体性のある問題 |
L4 | 長めの会話、アナウンス、ナレーション などにおいて詳細が理解できる | 3,4 | Where do speakers probably work? のような具体性のある問題 |
L5 | フレーズや文から話し手の目的や 暗示されている意味が理解できる | 2,3,4 | What does the speaker mean when he says, “he is ~” のような、文脈から意味を判断する問題 |
TOEIC600点の場合
TOEIC600点の場合、
私はL3とL5が平均以下なので、Part1,2が最も苦手であることが予想できます。
しかし、L5の問題は非常に難易度が高いので、TOEIC900以上を目指さない場合、気にしなくて問題ありません。
この結果の場合、Part1,2の基本的な問題を中心に対策することで点数アップに繋がることが考えられます。
TOEIC850点の場合
TOEIC850点の場合、
L1とL5の正答率が低いので、Part1,2の抽象的な問題が最も苦手であることが予想できます。
いまだに、part2は一番苦手なんだよね。。。(苦笑)
パーセンテージを見ることで、苦手な分野を把握するのは分かったけど、対策ためのおススメのテキストはあるの?
じゃあ、次はおススメのテキストについて紹介していくよ!
TOEIC600〜700点を目指す方
TOEIC600〜700点を目指す方向けには
公式問題集がオススメです。
理由は以下の通りです。
難易度のバランスが良い
具体的な質問が多いので、初心者も取り組みやすい
TOEIC600〜700点が目標であれば、part1〜4の具体的な問題を確実に
正解することが大事だよ!
TOEIC800点以上を目指す方
TOEIC800点以上を目指す方は、
具体的な問題を問われるL3,4の正答率は
高いと思います。
そのため、課題となる抽象的な問題(L1,2,5)の正答率を上げる必要があります。
そこで、今回はこのような問題の正答率を上げるオススメのテキストを2冊紹介します。
一冊目は、モリテツこと森田鉄也先生出版のTOEIC L&R TESTパート1・2特急2出る問難問240です。
このテキストの特徴は以下の通りです。
・抽象的な問題を集めたので、TOEIC800以上を目指す方向け
・豊富な問題量(240問)
・TOEICの高難易度単語がたくさん出てくる
ポケットタイプなので、いつでもどこでも勉強ができて使いやすいよ!
2冊目は TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニングです。
このテキストの特徴は以下の通りです。
・Part3,4の難易度の高い問題がたくさんある
・コスパ最強の問題集
・解説が公式問題集より丁寧
Part1,2も難しい問題があるから、まとまった時間を取って勉強できる人なら、この一冊でリスニング対策はOK!
僕はTOEIC700→850まで上がったときは、精選模試を集中して勉強したよ!
③リーディング編
では、次にリーディングを見ていきましょう。
各項目に対応したpartと具体的な問題を下の図にまとめましたので、是非 チェックしてみてください。
求められるスキル | 対応part | 例題 | |
R1 | 文書の中の情報をもとに推測する | 7 | What is the purpose of this mail? のような抽象的な問題 |
R2 | 文書の中の具体的な情報を見つけて理解できる | 7 | R2:Where is he from? のようなキーワードを見つければ解ける問題 |
R3 | ひとつの文書の中でまたは複数の文書間で ちりばめられた情報を関連付けることができる | 6,7 | マルチパッセージで複数の文章から 判断する問題やpart6の文挿入問題のこと |
R4 | 語彙が理解できる | 5,6,7 | シンプルに語彙力をが問われる問題、 part7にも少し出てくる |
R5 | 文法が理解できる | 5,6 | 文法の知識が問われる問題 |
TOEIC600点の場合
TOEIC600点の場合、
R1,2,3が低いのでPart7の長文読解が苦手であることが分かります。
じゃあ、TOEICのpart7の対策をすればいいんだ!
ちょっと待って!Part7の対策の前にpart5,6の対策を優先して!
え?なんで?
実はPart7の点数が足りなくなる要因の一つに時間が足りないことがあるんだ!
だから、短時間で高い正答率が出せるようにPart5,6の対策をするのがTOEIC600~700点
を目標を達成するのにはおススメだよ!
僕もTOEIC600とったときは、part5に20分もかかったよ(泣)
TOEIC850点の場合
TOEIC850点の場合、
Part5,6がほぼ満点を取れているので、課題はpart7を対策することに注力しています。
僕の場合、シングルパッセージよりもマルチパッセージが苦手だからそっちを注力するよ!
文法対策におススメのテキスト
文法対策におススメはでる1000です。
こちらのテキストは問題集が1049問も含まれており、TOEIC文法の正答率を爆上げするのに適しております。
僕も、このテキストのおかげで文法満点をとることが出来ました
具体的なでる1000の使い方は以下の記事をご覧ください。
まだ文法知識に不安があるよ。。
そうゆう場合、こちらの記事を参考にしてね!
TOEIC長文対策
長文対策でおススメは公式問題集と精選模試です。
TOEIC600~700点を目標にするならば、公式問題集がおススメです。
公式問題集は難易度がちょうどいいので、TOEIC700点を目標にするのであれば
十分対応できるよ!
公式問題集の具体的な使い方についてか以下の記事をご覧ください。
TOEIC800~900点を目標にするならば、精選模試がおススメです。
精選模試は公式問題集よりも出てくる単語が難しく、
文章の情報から推測する力が必要になってくるので相対的に難易度が高いです。
TOEICで高得点を取るのであれば、日頃から難しい問題を取り組む必要があるよ!
まとめ
今回は、TOEICアビメの見方について紹介しました。
アビメの見るところは以下の3点です。
①パーセンタイルランク
②アビリティメジャードリスニング
③ アビリティメジャードリーディング
この3点を見ることで、試験難易度や自身の苦手が分かるようになってきます。
是非この記事を参考に、自分の結果を分析して、今後の勉強に生かしていただければと思います。
それでは!!
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